株式会社クロス・ビー

COLUMN


オランダ戦にまつわるエトセトラ

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 ま、「騒ぐな騒ぐな」って感じじゃないのかな、岡田監督からすれば。

 場所はオランダ。相手もオランダ。時期はワールドカップ本大会の9カ月前。監督からすれば、いろんなことを試せる絶好の機会。勝てば自信になるし、負ければ修正ポイントが見つかる。もちろん、監督である以上、勝負に勝ちたいのは当然としても、それ以上に欲しかったのは「いろいろな意味での収穫」だったはず。

 だいたい、もし本気でオランダ相手に金星を狙ったのであれば、後半の立ち上がりからメンバーを入れ換えるはずがない。

 前半の日本の出来、悪くなかった。なぜ悪くなかったかと言えば、中盤の遠藤、長谷部のバランスが抜群だったから。もちろん、バランスっていうのは2人だけで成立するものじゃない。周囲の顔ぶれやフォーメーションによって成り立つ化学反応の成果みたいなもの。でもって前半のスコアは0-0。これがワールドカップ本大会であれば、間違いなく岡田監督はそのままのメンバーで後半を迎えたはず。

 でも、岡田さんは動いた。なぜか。オランダ・クラスの相手に中村と本田の併用が可能かどうかを確かめたかったから、だと思う。ただ、一応は勝負にこだわる思いもあって、それが「中盤の誰かに代えて本田」ではなく「玉田に代えての本田」になった。できるだけ中盤のバランスを維持しつつ、でも、新しいことも試したいという、言ってみればちょっと欲張りな采配。

 で、わかったことがある。「オランダ・クラスの相手になると、現時点での中村、本田の併用は難しい」ってこと。

 オランダ戦での本田を見ていて思い出したのは、アルゼンチンのリケルメ。すんごいテクニシャンで、芸術的なプレーを披露する選手ではあるんだけれど、それはあくまでも周囲が彼を「王様」として扱った場合の話。歯車の一員として使われると、きれいさっぱり試合から消えてしまうことも少なくない。

 フェンロでの本田は王様。だからボールに絡めるし、ゴールも奪える。日本代表での本田はワン・オブ・ゼム。周囲の選手は、まず本田にボールを預ける......のではなく、まず中村を探し、本田はいくつかある選択肢の一つでしかない。

 ただ、「上手くいくわけがない」と言われながら、結果として「夢のサッカー」を展開した72年のネッツァー&ベッケンバウアーみたいに、時として予想もつかない化学反応が起きることがあるのもサッカーなわけで、岡田さんとしては、そういった部分に期待しての起用だったんだろう。

 でも、科学反応は起きなかった。本田はアタッカーじゃない。スピードはそんなにある方じゃないから、サイドアタックを任せられても厳しい。かといって、彼がプレーしたいエリアには中村がいる。中村にだってプライドはあるし、いまのポジションは彼が自分の力で勝ち取ったもの。譲るはずがないし、そんな必要もない。これで相手がもっと弱くて、ボールに触る機会がヤマほどあるならいざ知らず、前半のプレーぶりにブーイングを浴びてしまったホームのオランダが相手となると、両者の併用は厳しかった。たぶん、ファースト・クラスのチームを相手に、岡田さんが中村と本田を併用することは、これでなくなったんじゃないかな。

 終盤の3失点に関しては、本田の責任じゃない。単純にチーム全体の運動量が落ちたから。でもって、もし岡田さんが勝負にこだわっていたのであれば、後半20分あたりの段階で元気のミッドフィールダーを投入したはず。たとえば、内田の一つ前のポジションにね。でも、あえて岡田さんが火ダルマにされつつあった内田を放置したってことは、若い彼に世界のファースト・クラスの攻撃を肌で感じてほしかったってことでしょ、きっと。

 というわけで、岡田さんにとってはいろいろな収穫があり、今後の指針を決定していく上でのヒントとなる試合だったとは思うのだけれど、個人的にはいささか引っかかるところもある。

 前半のサッカー、確かに出来は悪くなかった。でも、あれを「90分続ける」っていうのは、マラソン・ランナーに42・195キロを「1時間50分で走れ」っていうようなもんじゃないかなって気がするのだ。

 目下のところ、マラソンの世界最高記録は2時間3分59秒。1時間50分にプラスすることたったの14分。でも、この14分を削るのは、当然のことながら至難の業。削り取れることのできる人類は、いまのところ地球上には存在しない。

 地球上に90分間フルにプレッシングをかけられるチームが存在しないように、ね。

 もし、百歩譲ってそれが人類に可能だとしても、代表チームで実現させるのは難しい。できるとしたら、毎日のトレーニングを実施することができるクラブでの話。各々が違うクラブ、違う国でプレーする代表チームで、全員が鉄の肺になれっていうのは無理。

 もちろん、記者会見における監督の言葉を鵜呑みするわけにもいかないから、岡田さんが本音の部分では違った答にたどりついている可能性も否定できない。ただ、もし本気でオランダ戦前半のサッカーを90分続けようとしているのであれば、南アフリカでの日本代表は後半に失速する試合ばかりになってしまうだろう。カイザースラウテルンでのオーストラリア戦のように、暑さでバテたっていうのならばまだわかるけど、9月5日のオランダは、冷たい雨が降る初冬のような気候だったんだから。

 現実的なのは、ほぼ破綻がなかった前半45分のサッカーを、どれだけ引き延ばすことができるか。相手が来ないところでいかに力を抜くか、ということ。「あ、ここは休んでも大丈夫だな」という個人の感覚を、いかにチーム全体として共有できるようになるか──。

 ま、個人的には3失点したことよりも、ほとんどチャンスが作れなかったことの方がはるかに頭の痛い問題だとは思う。いい時間帯でさえ、決定的な場面はほとんどなかった。ま、だからこそ岡田さんは本田と中村の併用にこだわったんだろうけれど。

 明日はガーナ戦。一つ頭に入れておかなきゃいけないのは、どんな結果になろうと、明日のガーナは本物じゃないってこと。2000年、モロッコで戦ったフランス代表が本物じゃなかったように、中立地で戦う相手は本物じゃない。まして、ガーナはワールドカップ出場を決めた直後。達成感、安堵感で一杯の選手たちが、中立地での親善試合にそうそう頑張れるとも思えない。

 なので、明日はきっちり勝っておかないと。ただ勝つだけじゃなくて、内容で相手をチンチンにして勝っておかないと。

コメント(13)


 金子さん、どうもです。

 ガーナ戦での、4得点は見事でしたね。稲本が途中から出場し、スペースを上手くつけた部分は、今後大きな材料になったと感じました。
 岡田監督みたいな、リアルに勝ちのみを目指すガチガチな監督にとっては、「W杯でも稲本を上手く活用して行くのだろう」と、なんとなく予想出来ますな。オーストラリア時代のヒディングみたいに。
 
 問題は3失点の部分ですが、「個人の身体能力の差は、どうしても埋まらない」という現実がハッキリしました。陸上での100メートル走で、9秒切るのが当たり前の世界の中で、今だに9秒の壁を越えられない日本みたいな感じで。
 ただ、個人競技では壁は難しいのですが、リレーでは壁を超える事が出来たわけです。

 やはり日本は「個」より「全」で勝負すべきであって、その為には「スタミナ」が要求されるのは、ベスト8以上を目指すなら、これはしょうがない事だろうと。しかし仰るように、90分間走りまわる事なんて出来るわけがありません。ペース配分を考えないといけないだろうし、メンバーチェンジも効果的に活用しなくてはいけないのでしょうが、それでも「限界まで走る」という事は「絶対条件」に入ると思われます。スタミナ強化は、更に強めていかないといけないだろうと、感しました。
 
 ガーナ戦での、個人の能力によって、一気にスペースを「0」にされてしまう事や、ゴールされてしまう事を見たら、更に「個を補うには、全しかない」という思いが強くなったわけです。

金子さんの仰る通りの「チンチンして」の勝利!ではなかったものの、オランダ戦での一つの課題、「シュートを打つ意識」がしっかり結果として残せたことは喜ばしいことではないでしょうか。

ガーナのモチベーションや時差的なアドバンテージがあったにせよ今までの日本では考えられないような5分間でした。

今回の遠征で私なりに掴んだ収穫は「中村俊輔選手無しでも点が獲れる」という部分にあると思っています。

3年前のドイツの地でジーコ監督は日本の10番にこだわり続けました。確かに中村選手のプレスキックやスルーパス、クロスの精度は世界でもトップクラスに入るモノです。ジーコが彼にこだわる続けた理由が分からないわけではありません。体調を崩していたとはいえ、彼の一発に賭けようと思うところがあったとしても、不思議ではありません。

ところが、中村選手がその期待にこたえたとは残念ながら言えませんでした。オーストラリア戦で得点を挙げたとしても、です。本番ではコンディションや怪我、いろんなことが起きる可能性があります。そんな時でも一人の選手にこだわらなくても勝てる力が日本にはあることの確認。そして中村選手がいない状態でのオプションにも目処が立ったということはこれからの日本にかならずプラスに作用することだと私は思います。

私は「中村俊輔不要論」まで言うつもりは毛頭ありません。彼が欧州で戦ってきた経験は日本代表というチームにとっては必要なものです。
ただ、このガーナ戦で、岡田監督が彼にこだわる必要がなくなった。これも事実であると思います。

それにしても、日本の得点はそれぞれが個性を発揮したようなゴールだったのではないでしょうか。

憲剛選手は後ろからの飛び出し。
玉田選手はあの右サイドでの角度のない場所でもゴールを仕留めることができる技術。(アジアカップやドイツW杯のブラジル戦)
岡崎選手は裏を狙い続けた成果。
稲本選手はミドルの精度。

全員で掴み取った4得点に意味があると私は思いました。

ガーナ戦を見た後だからこそのタラレバではありますが、岡田さん、2トップもアリなら、本田をその1枚に使うってのはいかがでしょうか。ってちょっと言いたいです。

今、最もゴールの臭いのする選手を、ゴールにより近い場所でプレーさせるってのは十分アリじゃないかと。

外から内に入る俊輔と、中から外に出る本田。

このパターンなら併用できないかなぁ。ちょっと良さそうな気がしませんか?

それにしても、Jリーグなら、入らないであろうシュートが決まるレベル。オランダ遠征は大収穫であったのではないでしょうか。是非、生かしてほしいです。

でも、次は香港戦なんですよね。。。

達仁さん、はじめまして!コラムとTVでのおしゃべり、楽しんでます!大爆笑、させていただいてます!

日本代表戦、とりあえずサッカーには飢えている常に、の私は観るのですが、凄くいつも息苦しくなるのです・・疲れる。 だって、TVの中の日本代表選手たちが、ヨレヨレに(文字通り)成ってるでしょう・・ エキストラタイムとかもしあったらどうすんねん!って思ってます。
なんか、根性論っぽい岡田監督のコメントが、気になります。
確かに、根性撲滅運動的な教育のよくなされているこの日本で、若者に喝入れたいのかな・・とは思うのですが、なんだかなぁ、と思います。 はげそう、もしくは鬱とかになりそう~!

ひとつ思うのは、体重が少ないですよね、選手の。 リベリとか、「脱いだら凄い」じゃないですか、ユニフォームの上から見たって。スペインのひとたちだって。日本全体の食べ物の質もイカンので、そういうのがひびいて知恵もパワーも・・なんだろうなと、女の勘だけでサッカーを観る私は思います!
楽しむためには、エネルギーが要る!
なんて、思います。

金子さんのコメント、いつも楽しく読んでいます。
さて、ガーナ戦のあとですがオランダ戦やその他について私なりにチョット。
オランダのDF(確かマタイセンでしたよね)の言葉を借りるまでもなく、日本は決定的なシーンをほとんど作ることが出来なかったですよね。何が原因なのだろうか?後半から守備が機能しなくなった。何が原因なのだろうか?
守備に関しては、いろんな方がいろんな所で言っているので省略します。でも残りの9ヶ月で修羅場をどれだけ経験できるかだと思うので、(その他に関してもですけど)オランダとかガーナ程のような強豪じゃなくてもいいから(もちろん強けりゃいいけど)、世界的にみて日本とおかれている立場が似ているような国にガチンコでぶつかってきてほしいですね。そういう場を作ってほしいね。W杯に出るか出れないかのレヴェルの国と結果を重視したガチンコサッカーをするのがいいのでは?
オフェンスの部分では、あのメンバーでなら本田を使うしかないでしょっていう気がします。身体がデカくてゴツい相手選手から点が取れてるのはやっぱりあのメンバーでは本田ですからね。森本or高原がいなけりゃ本田を中心に組み立てるしかないでしょ。経験値からいうと。野球に例えると面白そうですよね。本田は日本人には珍しいDHタイプ。

形だけの勝利に微妙な感じですね…
稲本の思いきったロングフィード良かったですね。
後半足が止まったとき裏のスペースに闇雲にだすより、
ピッチを広く使ってサイドチェンジ、あれこそ熟練の省エネサッカー。
いなし方を知ってるなと唯一の収穫に無理矢理納得。

ガーナにしたら3-1の時点で終了。ってな感じ…
後は週末の各クラブのために怪我せんように無理せず、
一度集中切れたから引き締め直せず負けた。
金子さんがおっしゃってたチンチンには出来ませんでしたね。

憲剛も前半のチャンスをゴールしてれば評価上がったやろに…
両CBも得点されたシーンなにしてんの?1対1になるのがまずあかんけど、
終盤ああいった状況は多々あるはず。カード貰ってでもファウルで止めんと…

ただ嫌みな見方かもしれませんが、干されてる本田がでてから
ちょっとした変化が観れたと思います。
相変わらず本田にパスを出したれよと思うシーンでも
他の選択肢をチョイスした選手が多く、よく言えば自立した感じ。
本田じゃなく俊輔ならとりあえず俊輔に預けて…みたいになってた思う。
本田君には必要悪として泣いて貰おう

ミッキーさん
>やれといったらそればっかりやるからです。
>「サイドから攻撃しろ」と言われたらサイドしか使わない。
>「ワンタッチでつなげ」と言われたらワンタッチしか使わない。
全くその通りと思いますが、シュートは撃たんとあかんと思います。
ただし、「強いシュートを枠内へ撃て」に限りますけど…
そればっかりやって欲しいぐらいです。
日本はオウンゴールでの得点やPK獲得がなさすぎ、撃つシュート撃つシュート
枠内へ飛べば相手はゴールにならんでも焦るはず。ファウルも貰えるでしょ…

難しいのは分かってますが、欧州トップレベルのサッカーでは
当たり前のように枠に飛ぶしねぇ、そら0-0でも面白いと思いますよ。
求む!迫力!

ガーナ戦大逆転勝ちでしたね。興奮しました。
「公式戦は結果、親善試合は内容」頭ではわかってても、やっぱり勝利を求めてしまいますね。

オランダ遠征に限らず、最近の日本サッカーの風潮に思ったことですが。
「シュートが少ない」
「とにかくシュートを撃て」
これって本当に合ってますか?
99%打っても入らないバランスの崩れた体勢でも、
そして大方の予想通りあさっての方向にボールが飛んでいっても、
「撃つ事で流れが変わりますからね」
本当ですか?
せっかくのマイボールが相手のゴールキックに変わっちゃうんですよ。
絶対一度戻してゆっくり立て直すべきという場面で撃っちゃう人、最近多すぎると思います。
シュートが少ないかどうかじゃなく、撃つべき絶好機かどうかも考慮してほしいものです。

日本の攻撃はとにかく変化に乏しく見えます。
僕の中で予想ですが答えは出ています。
やれといったらそればっかりやるからです。
「サイドから攻撃しろ」と言われたらサイドしか使わない。
「ワンタッチでつなげ」と言われたらワンタッチしか使わない。
それは原則であって、サイドを意識させたら中央が空くんだよという応用も言葉の意味に含まれてるのに…。
緩急をつければより効果的なのに…何をそんなに焦ることがあるんでしょう。
(焦るといえば、日本のリスタートですが、ファウルを受けた味方がまだ悶絶して倒れているのに、もう始めてる場面もたびたび見受けられました。あれも指示が出てるか、流行かなんかなんですかね。)

最後に気になった事、もう一点。
ガーナ戦の長友のハンドでPKとられた時に、誰も抗議に行ってません。
ウソでも抗議するべきでしょう。たとえ親善試合でも。
審判逆にビックリしてたんじゃないでしょうか。
こういう時ジーコは心強かったなあ…。

勝ったのに文句ばっかになってしまいました。
それにしても、点って入るときはこんなに簡単に入るんですね。
これが本番だったらなあ…さぞかしオーストラリアは気分よかったんでしょうねえ…。

本田VS俊輔!信憑性はないけど
メディア的にはおいしい雰囲気になってきましたね。
ゲスいとは思いますが、代表ネタが紙面にあるのはある意味OKかな。
代表人気が無くなってJリーグのように民放で放送無くなったらそれこそ大変。
みんな観なくても視聴率下げないようテレビはつけっぱなしで(笑)
いや〜ガーナ戦どうなることやら?

でもオランダ戦、内田は良かったと思いますよ。
90分持つ体力とかクロスの精度とかもちろん課題はあると思いますが、
よーいドン!でロッベンに抜かれないスピードはSBとして安心。
周りがフォローしてどんどん成長させましょうよ。
CBの一人がサイドに引っ張られたときのためにボランチに稲本いれるとか
左サイドは割り切って中田浩二にするとか…

4-2-3-1はサイドハーフにウィング的な石川や松井を呼ばないなら
やめた方が良いのでは?縦にちぎれる奴じゃないとダメっしょ。
走れない、体張れない、けどパス散らすのはうまい遠藤を好むなら
ピルロ的にあつかって中央に据えて、両脇を長谷部(ガッツン役)と
稲本(アンブロ役)でかためるクリスマスツリーいわゆる4-3-2-1は
面白いと思うけど…
森本(スーペルピッポ役)トップに据えて、近い距離に本田と岡崎とか
俊輔とか憲剛とか2のところは粒が揃ってるんやし守備もそないせんでえーし、
また遠藤のところは憲剛でもできるやろし…けどカカはいない(泣)
バルサ目指すより、良かった時のミランの方が現実的やと思うけど…どないでしょ?

あと前後半1回ずつくらいは田中君にオーバーラップさせてあげた方が
ストレス溜め込まんで守備での集中力が上がりそう(笑)
けど彼には上がるんやったら、スペインのピケのように点を獲ってほしいなぁ。
アジアでは出来てたんやけど…

いつも楽しいコラムありがとうございます。


金子さんの見方に、全く同感です。新聞の記事なんかを見ると、なんか煽るのに一生懸命って感じがして、ほんとに代表のこと考えてるのかなと思いました。批判はいいのですが、もっと身のある批判がほしいところです。そういったところからファンの見る目も養われていくわけですし。


ところで、本田王様システムですが、後半負けがこんできた場面では、「スーパーサブで本田投入。とにかくボールを集めて本田に賭けてみる」というシンプルなやり方は、もしかしたらオプションでありなのかなと思いました。やっぱり後半バテバテな状態で思考能力も落ちるような中、本田が入ることで選手個々が「こいつに、とりあえず集めれば」とシンプルに考えられると、終盤の大事な場面でのチームの意志も統一されるのかなと。独W杯オーストラリア戦でも後半その辺のチームの意志統一は上手くいってなかったようだし。なので、本田の個人技が”本当に通用するのか”を、ぜひオランダ戦では見たかったです。(そして、このオプションに森本も絡んだりすると面白いんですが。。。)

土曜日のオランダ戦、自宅でワインをがぶ飲みしながら見ていましたけど、
感想は「そうなっちゃいますよね~」という感慨にも似た悲哀でした。
翌日のサンデーモーニングで中西さんが
「前半のようなサッカーを続けるには、今の4倍体力が必要です」
と言っていました。
残りの9ヶ月で4倍っていうのは、
なかなか現実的には考えられないですよね。

今の代表のサッカーだと
前半になんとか1点をとって、あとはひたすらこらえることでしか
活路が見出せないように思います。
パワープレーのできるFWを選出していない時点で、
「劣勢をどうにかする」という後半のイメージよりも
「先行逃げ切り」の前半のイメージに比重がおかれています。
代表のサッカー=前半勝負という感覚です。
ただ逃げ切りサッカーであっても
途中から投入できる経験豊富なDF(松田・中田浩二・明神)を選んでいない点で、
ガス欠を見守るしかないのかなぁという印象をぬぐえません。
「どんなサッカーがしたいのだろう」
岡田さんのインタビューを見ても、
実際に展開しているサッカーを見ても、
判然としないですね。

同時期に行われた、ポルトガルVSデンマーク。
デンマークは「ファースト・クラス相手に勝つためのサッカー」をしていました。
最後は圧力に屈して追いつかれましたが、
1発にかけ、あとはひたすら耐えるというサッカー。
日本はあのデンマークのようなサッカーができるのでしょうか。
このままだと直接フリーキック以外に
観戦ポイントが見当たりません。
いわく気持ちよく酔えません。。

お久しぶりです(笑)

「ま、個人的には3失点したことよりも、ほとんどチャンスが作れなかったことの方がはるかに頭の痛い問題だとは思う」

このコメント大いに同感です。
今回のアウェーでのオランダ戦。
多くの人が持った感想は、
ある程度手ごたえはあるけど、何かが足りない感覚です。
ボールは回せるし、守備も安定している。
ただ、ゴールを奪う気配がしない。
本っ当に全くしない。

なんか、この感じデジュブだなーって僕は思いました。
そう、フランスW杯です。
あの時のアルゼンチン戦、クロアチア戦。
全く届かなくはないけど、確かに差がある。

僕は思いました。
あー、結局あの時と変わっていないんだなーって。

もちろん夢は見ることは素晴らしい。
夢を見ることが何かを変える力を持つことがある。
ただ、今の地点でW杯ベスト4を世界に対して公にするのはやめませんか?
僕は日本人として恥ずかしい。

金子さん、こんにちは!
オランダ戦のコラム、楽しく読ませてもらいました。

本当はディナーショー?で熱い論議をかましたかったのですが
僕もいろいろ感じることがありましたので個人的にコメントさせて
いただきます!

まず、前半についてですが確かに悪くなかったです。
しかしオランダにしてみれば、
「ホームでアジアの国に負けるわけがない」と余裕をかまされた
立ち上がりだったように思えました。つまりは油断です。
ところが日本が90分の体力を考慮しない前線からのプレスにより、
オランダが「おっ、プレッシャーきついな」とあわてていました。
もし、欲張りなことを言わせていただけるならここで点が欲しかったです。
だけど、金子さんがおっしゃるとおり得点の「臭い」はしませんでした。
現にオランダ選手も「ゴール付近は怖さを感じなかった」と言っていました。

後半について3失点はこの際置いておいて岡田監督の采配には
疑問が残りました。これはテストマッチという概念を考えてもです。
なぜ、ツートップで点が取れないのにワントップにしたのか?
本田を起用することには正直反対は全くありませんでした。
でも、フォワードを下げるよりも3−5−2という選択は
なかったでしょうか?
僕が見る限り、オランダのゴール前にかなりのスペースが空いて
そこに走り込める選手がいなかったのが気になりました。
テストマッチだからこそ、そして何より強敵が相手だからこそ
それくらいのテストしてもらいたかったと思います。
そして、後半15分くらいから雨と共に燃料切れ。
これは分かり切っていたことです。ここで岡田監督が動かなかった
ことにも正直疑問です。
オランダの交代選手たちが結果を出しただけに僕としては悔しい!

明日のガーナ戦。
どうやって観るか考え中です(笑)

久々の金子さんの更新うれしかったです。
お忙しいとは思いますが、もう少し更新早いとうれしいです。

オランダ戦、とても残念でした。オランダもハーフタイムになめた交代をしたからこれは勝てる相手だ!と思ったけど、その矢先に三点決められましたね。体力的な疲労も大きかったけど。一点取られてからは精神的なダメージも大きかったように思われます。一点取られてからは勝ち目ありませんでしたね。
オランダクラスの相手には俊輔と本田の併用はむずかしいですよね。というより本田の起用がとても難しいなという感じがしました。周りとも噛み合ってないですし、本田自身もプレーが雑。もっとボールを大切にしてほしいです。

今のままでは、決勝トーナメントにいけるかいけないかという感じですか。組み合わせ次第ですがいけない可能性のほうが高いでしょうか?FWを含めたメンバーの入れ替えが少し必要な感じがしますよね。例えば、小笠原、森本、平山あたりを入れるとか。

話し変わって、最近はJFLの他に高円宮杯や大学サッカーを楽しんでいます。国体準優勝の米子北を見ましたが11番の山本選手はいい選手ですよ。プロになれる素質持ってます。フィジカルを鍛えればもっといい選手になれます。金子さんも是非注目してください。プロの誘いがなかったらFC琉球に入れるとおもしろいですよ!
大学サッカーは流通経済大が初黒星でもつれて面白くなりました。駒沢に行ったときは、東海大コーチの山口さんやジャーナリストの後藤さんやファンボ・カン元大分監督にもお目にかかれてとても充実した時間をすごせました。

金子さんとトルシエさんのディナーショー行きたかったけど行けなくて残念でした。また、金子さんの講演会等機会があったら行きたいです。以前の前園さんとの講演会や法政大市ヶ谷キャンパスの講演会はとても面白かったです。

それでは、これからのJFL頑張ってください!

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