期待は本当に大きいものを感じる。
城島健司獲得によって、阪神の戦力状況を見て右の大砲、キャッチャーというポイントを一人で埋めることができた。他球団からしたらほんと、うまいことやったよね。
けれども阪神のキャッチャーって十年間、矢野輝弘ひとりでやってきたわけよ。しかも矢野はまずピッチャーありき、ピッチャーに尽くすタイプな訳でしょ。それに対して城島は俺について来いって、言えば矢野とは対極のタイプになる。矢野の影響で育った若いピッチャーが多いことを考えると、小さくない戸惑いが生まれることの予想はつく。
矢野自身このままでは終わらないと思っているに違いないが、人望が厚い矢野が控えになるということでチーム内から不満分子が出てくる可能性も当然ある。しかもこの問題はチーム内だけで収まることではない。
何でかって矢野は弁が立つし、端正な顔立ちもしている。おそらく矢野が引退したとき解説者としてメディアで争奪戦が起こる。そうするとメディアも人気がある矢野の味方になる。
この状況で城島が打てなかったら、袋叩きだろうね、明らかに。
だから周りがいくら好意的でも個人的には不安6、期待4くらいにしかならない。
けれども城島には勝った経験がある。
これはデカイ。
ホークス時代には日本一、WBCでは世界一に輝いている。これはとても魅力的に見えるわけ、やっぱり勝つ経験は大きいから。
阪神も野村克也が監督になってから変わった、方向性が見えてきたと阪神の関係者も感じている。それまでの阪神って監督は全部OBから選んでいたでしょ。そこで外から勝てる監督、勝った経験のある監督を連れてきた。昔は140キロ台出せれば剛速球と呼んでいた球団なのに今は藤川球児の球、見てみてよ。とんでもなく変わったよね。
それに加えて、チームの中に勝ちたいんやという空気が星野仙一であり金本知憲である、他から取り込んできた血液によって充満してきた。その結果が03年の優勝につながっていったというのは間違いなくある。
もちろんファンも変わっていった。勝ちを経験したことで10ゲームも離されたらシーズン投げちゃっていたファンが、まだある、なんとかなるって思え、今年なんかクライマックスシリーズ圏内から10ゲーム以上離されていたけど、曲りなりにも一回ひっくり返した。今のファンは強い阪神しか知らないわけだからあきらめない。そういうファンに見られているから選手もあきらめない。ファンが選手を育てると言うのは必ずある。雰囲気も変わって勝ってきたし甲子園は世界一ってためらいなく今は言える。
すべて勝つ経験からきている。
だから城島の加入で阪神がもうひとつ階段を上ることによって85年以来遠ざかっている日本一、大いに有り得る。と言うより、そうであってほしい。
03年の金本は阪神ファンから愛されている藤本敦士に慕われることでチームに入っていった。10年の城島健司は誰をキーパーソンに選ぶか、注目だよね。
もうひとつこの城島獲得のことでよく聞かれるのが、どこかの在京でくのぼう球団とやり方が似ていないか、勝てばそれでいいのかと。
同じには、断じてして欲しくはない。
とりあえず阪神タイガースが勝てばいい。
文責
◆金子塾生 小谷絋友◆




城島加入は素直に喜びました。
まぁ、矢野さんの引退が2年縮みましたけど、これは仕方がない。
アニキと下さんの引退の姿はまだまだ想像できませんが、矢野さんはどうしても想像してしまいます。まだまだできるんやけど。
城島が受けることにより、今まで伸び悩んでいた若手の投手(杉山、小嶋、上園、石川、鶴などなど)が化学反応を起こして、育ってくれればいいなぁと思います。
まぁ、カネコさんと同じアンチの僕もあんな球団とは一緒にしてくれるなと言いたいですね。坂本、山口、松本。。。?3年やってから、言ってください。まだ、彼ら2年しか活躍してないよね。
それにラミレス、小笠原、グライシンガー、ゴンザレス、豊田、くルーン。。。何人よその4番とエースがいるんですか?そのうえ、このオフには小林雅に藤井…
まぁ、勝手に言わせておけばいいけど…
来年は楽しみですが、岡田オリックスが怖いです。。。
戦力的に、大幅アップとなったことは間違いないでしょう。
ただ、掛けているお金ほどの成果を上げたとは言いがたい、昔のでくのぼうさんとやっていることが似ていることは否めないのではないのでしょうか。
野球しかりサッカーしかり、昨今は、チームマネジメントがしっかりとしてきて、お金を掛けたチームが確実に強くなるようになっています。今年のMLBのプレーオフもお金を掛けた順番に近かったですし、サッカーのチャンピオンズリーグもFCポルトが勝って以来、ダークホースがビックイヤーに手を掛けることはできない状態になりました。
チームマネジメントの重要事項として、最近、重要と考えられていることは、単純に戦力を上げるだけではなく、血を循環させることにより、既存の選手のモチベーションを下げないことにだと思います。
ヘップが、エトーからイブラに変えた一番の理由は、イブラの能力がエトーを上回るという事ではなく、ターゲットのタイプを変えることにより、メッシ、イニエスタ、シャビのモチベーションを保つ事にあったと思います。
でくのぼうさんが、以前のままだったら、昨年、必ず井口に手を出しています。仁志の後釜が、なかなか現れず、他チームのレギュラー未満でお茶を濁している状態は、以前のでくのぼうさんでは、ありえないでしょう。それでも、なぜ手を出さないのか。チームの血の巡りを良くすることがより重要だからと考えたからではないでしょうか。すべてのポジションを埋めてしまうのでは無く、若手になんとかポジションをとれるのでは、と思わせることがより重要と考えているのではないかと思います。
ポジションは異なりますが、井口を取っていたら、今年の松本はありません。
今のでくのぼうさんであれば、原の代わりに落合を呼びません。
虎さんチームは、どうですか。今年、ほぼ1年にわたり、マスクをかぶってきた狩野が、このまま順調に育ったとしても、城島を超える捕手となる可能性があるとは思いません。但し、チームメイトがどう考えるか、矢野の立場は・・・となります。
それでも巧くやろうとするのであれば、ボスの腕です。
ジョホールバルの時も、絶望的スランプにもかかわらず、不可侵とされていた、誰もがそう考えていた、カズを外したとたん、チームの空気が、がらっと変わりました。「実績ではなく、今、一番頼りになる奴を使うんだ」という指揮官のメッセージとして、辺りが受け止めたからだと思います。空気が変わったのは、出場している選手だけでなく、ベンチ、観客すべてでした。テレビ画面からもそれが、伝わってきました。
金本というアンタッチャブルな存在もあります。今の監督さんが、ジョホールバルの指揮官のようなメッセージを伝えることができるのか?
ちょっとイメージできません。
それであれば、指揮官が使いやすい組織にフロントがしてあげる必要があります。
虎さんチームに言いたいこと・・・・
やってること、10年遅れていますよ。
城島を獲得した事で、矢野とのイデオロギー問題ですが、これはほとんど心配しておりません。
理由は、今年のレギュラー捕手は狩野であったからです。もし、城島を獲得していなかったとしても、矢野と狩野のレギュラー争いから、多分ですが将来な面を含めて「正捕手狩野」「控え矢野」となっていたと予想します。となると、城島を獲得した事で、ファンが考えなければいけないのは、矢野よりも狩野の処遇に対してだと思う次第です。
狩野はまだ若いですし、野手的センスに溢れている選手です。ですので、控え捕手ながら、外野手兼任も出来るでしょうから、城島の姿を勉強しながら、虎視眈眈とレギュラー捕手の座を奪いに行く事も可能だと。
また、第二捕手というポジションは、内外に高い評価をされがちなので、もし出場に困れば、他球団から救いの手が伸びると予想できます。ですので、狩野が捕手のポジションを捨てない限り、存在価値は薄れないだろうと思うわけです。
矢野に関しては、昨シーズンオフ「矢野の後釜がいない」「矢野にいつまでも頼っていてはだめ」と問題視されていた事を考えると、「城島が来たから矢野の処遇は?」という発言には矛盾を感じる次第です。
城島獲得と矢野への思いは、当面は複雑な面が入り混じるかもしれませんが、アマは「和をもって尊し」で、プロは「勝利をもって、和を成す」とすれば、アマチュア的観点から論じる心配点は、プロには無用なものになっていると思う次第です。
補強に対するイデオロギー問題ですが、これは「勝てば官軍」という言葉がすべて現わしていると思います。
巨人が「育成の巨人」と持て囃されてますが、グライシンガー・クルーン・ラミレス・小笠原・豊田などなど、他球団から連れてきた選手が多く主力となっている中で、坂本や松本や亀井や山口など、3~4人が生え抜きで目立った活躍をした事で「育成」と持て囃されるわけです。
しかし、阪神も育成では3~4人は成功しているわけです。桜井・狩野・大和・筒井・能見などなど。しかし、勝てなかったので「育成」という面がクローズアップされずに、城島の補強が目立ってしまう、と思うわけです。
行列が並ぶから「上手い」とされるラーメン屋や、ミシュランに星3つと評価されるから「上手い」と評価される洋食店などなどと同じように、評価というのは独自の視点から離れた、群集心理によって左右されるのでは?と思うと、金子さん仰る通りに、問題を解決するには「勝つ」事以外しかないだろう、と思うわけです。