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interview


南アにまつわるエトセトラ 完結編

| コメント(1)

―南アにまつわるエトセトラ、優勝予想国の二番人気はスペインでした。
「妥当だな」
―優勝予想国の一番人気はブラジルでした。
「妥当だな」
―ブラジルが勝ちあがれない理由は何かありますか?
「前線の決めて、かな。80年代のブラジルに戻ってきている気がする」

―黄金の中盤ですよね。
「中盤、そして最終ラインは素晴らしいけど前にいない。それが80年代のブラジルだった。そこから80年代の終わりにかけて、カレカでありミューレルでありっていう優秀なアタッカーが出てきたと思ったら中盤にドゥンガしかいなかった。それが90年のW杯。
20世紀終わりから21世紀にかけては怪物が前線にいたわけで。彼らの決定率、決定力で全てが解決できた。けれども、彼らが偉大であったがために後継者が遅れたよね、出現が。

頼りすぎて。
引っ張りすぎた。

確かにロナウドは不世出の選手だし、そうそう替えがいるわけではないけど。
ペレがいなくなったあと、ブラジルの10番が苦しんだように、
マラドーナがいなくなったあと、アルゼンチンの10番が苦しんだように、
ロナウドがいなくなったあと、ブラジルの9番、辛いよね。

各国、いいストライカーが今大会は軒並み揃っている。故に番狂わせが起きる可能性はいつもより高いと思う。中堅国であるコートジボワールやカメルーンのように前線に切り札を持っているチームは強い。こういうところは・・・怖いよね。
そして、コマで言うとメッシの存在」

―となると、ベスト4の残り一つは。
「アルゼンチン」

―根拠は何ですか?
「ブラジルよりも修羅場をくぐった。予選のほんと最後、モンテビデオで勝たなくちゃならないっていう前代未聞のシチュエーションだったわけ。こういう修羅場を経験したチームは強い。
それとマラドーナの持っている星。
ワールドユースチャンピオン、ワールドカップチャンピオン。ここまでいくと戦術云々より、誰かの星であったり運であったりで決定する部分が大きい気がする。
監督としての能力を比較したらドゥンガ対マラドーナでは100対0ぐらいの差があると思う。ドゥンガもワールドカップを取ってはいるけれど、ただ90年のW杯の直接対決で勝っているのはマラドーナだよね。
『マラドーナ、マラドーナ、カニーヒア!』で。
なんで、マラドーナのほうの星が太い感じがする。

ただ。
南半球の4チームによるベスト4もあるのかなと思えるのよ。
イングランドって言っておきながらなんなんだけど」

―具体的には?
「ブラジル、アルゼンチン、コートジボワール。そしてオーストラリア。
イングランドの代わりにオーストラリア。ヒディング監督が築いたものを4年間かけて台無しにした印象を持っているし、物凄く退屈なサッカーをするけどなかなか点は取られない。
そして。
一番忘れちゃいけないのがW杯期間中、母国語で日常を過ごせるというアドバンテージ。日本人には想像できないかもしれないけどオーストラリア人にとってはホームと変わらない気持ちで大会を過ごせるってこと、それだけで大きい。ラグビーで常に南アフリカと関係を持っているしね。
4年前、退屈なサッカーをしていたドイツがベスト4まで行ったよね?日本代表と直前にトントンの試合をしていたチームが、だよ」

―普段の心理状態で挑めるか否かのアドバンテージは・・・
「ある。ヨーロッパ人にとってのアフリカも日本人ほどじゃないけど遠い。アフリカのことを暗黒大陸って名付けるぐらいだから。その地で彼らが日常的なプレーができるとは思えない。情報も錯綜しているしね。2年前、W杯予選の抽選会で南アを訪れていたベッケンバウアー氏の知人が射殺されるという事件があったよね。これでドイツのメディアは大騒ぎになった。ブブゼラに対する過剰な反応もそう。声が聞こえないからあれをするな、というのは無茶。サッカー場で声を上げるなということかと。
これはアフリカに対する恐れの表れであると思う。
僕の中でヨーロッパ勢に対する評価はすごい下がってきているんだよ。

もちろん、すべては組み合わせ次第でもあるけどな」

文責
◆金子塾生 松本宗幸◆

コメント(1)

この記事とは関係ないことで、恐縮なんですが。

えばとんvsスパーズを見ようとテレビをつけたら、『日本サッカー再生計画』が。大変面白かったですし、すごく勉強になったので、ぜひ!またやってほしいな~と思ってコメントしました。

欧州サッカーを見始めてからは、日本代表の試合を熱心に見ることもほとんどなくなってしまったんですが、もちろん応援しています。
昨年のCLでは、イニエスタの一発に悔しくて泣いた1人ですが、日本からイニエスタが誕生したら素敵だなと思います。
あとはストライカー!パっと浮かんだのはファン・ペルシー、トーレス。あとガッツがあって、負けず嫌いの主将。
いつか、日本代表がブラジル代表なんかを相手にしてるのを、本気で応援したいです。

また『日本サッカー再生計画』、風間さんとの対談を見れる日を楽しみにしています^^

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