1週間のご無沙汰です。
実は先週の水曜日以降、スポーツ新聞のサッカー欄から目を背け、インターネットにはできる限り接続しない、という生活を送っておりました。
すべてはバルサTVのため。
というのも、コパ・デル・レイの決勝が水曜日の深夜に行われたのですが、収録は土曜日の夜。それまではなんとしても情報をシャットアウトし、疑似ライブの条件を整えたうえで収録に臨みたいなと考えたわけです。コパ・デル・レイぐらいなら、それも可能かな、と。
とはいえ、チャンヒオンズリーグの決勝進出を果たしていることもあって、どこで「これで1冠ですね」とか、逆に「これで3冠はなくなっちゃいましたね」などと言われるかしらん。そのために、ネットやメディアの情報をシャットアウトしたうえで、海外のサッカーに興味のありそうな人が集まる場所にはできるだけ近づかないでおこうと、我ながら涙ぐましい努力をしてきたわけですよ。
しかも、土曜日の昼間はJリーグの中継。エレベーターに乗ったら岡田監督が乗り込んでくるわ(「痩せたなあ、ヨメがキツいんか」と聞かれました。はいその通りです)、ホールに下りたらレッズの信藤GMから「お、ちょっと聞きたいことがあんねんけどな」と話しかけられるわ、タバコを吸ってたら川勝さんがやってくるわで、そのたびにこちらはドキドキ。(頼むからバルサだの3冠だのって言わんといてくれよ)と祈るような気分を味わったものでした。
それでも、努力の甲斐あって情報シャットアウト作戦は見事に成功。無事、Jスポーツの控室に辿り着いたカネコタツヒト、今週の自分の努力がいかばかりのものであったのかを、とうとうとディレクターのスガワラ君に告げたのでありました。
「いやあ、それはよかったですね」
「どこで誰から言われるかわかんないからね。自分のサイトだって、コメントに何か書かれてたらヤバイから更新しなかったぐらいだもん」
などと言っているところに、倉敷アナが登場。倉敷さんも、こちらが情報をシャットアウトして臨んでいることはご存じだったので、会話は必然的に当たり障りのないものに。幸い、控室のテレビでは中日対横浜戦が流れていたので、やれ落合監督がどうの、真弓監督はどうのとくっちゃべりながら、時間を消費していったのでした。
ところが──。
それはまさに控室を出ようか、というときでした。中日がサヨナラ勝ちを決めて気分をよくした倉敷さんがスガワラ君に言いました。
「だけどリーガの優勝はいつ決まるんだろうね。これでマドリーがビジャレアルに負けて決まっちゃったら締まらないよお」
熱狂的なバルセロニスタの菅原君、自信を持って言い切ります。
「いや、でもビジャレアル、勝つでしょ。マドリー、もう終わっちゃってますもん」
そこでやめておけばよかった。なのに、彼は言ってしまいました。言いくさりやがりました。
「明日、ぼくらが目を覚ましたときにはバルサ、2冠になってますよ」
凍りつくカネコタツヒト。それに気がついてやはり凍りつく倉敷アナ。一人気づかぬスガワラ君。しばし沈黙、沈黙、沈黙......。
「あ」
(あ、じゃねえんだよ。ってことは、これから収録するコパは、バルサが勝って1冠を獲得したってことなのかよ。この1週間の俺の頑張り、どうしてくれんだよ!)
「ガ、ガンペール杯に続く2冠ってことですよ、も、もちろん」
どこの世界にそれで納得する人間がいるのか、教えてもらえないかな、スガワラ君。
張りつめていた糸がプツンと切れてしまった気分になったカネコタツヒト。仕方がないので、収録前にトイレに行くことにしました。で、トイレから出てくると、入り口のところでは頭を抱えてしゃがみこむスガワラ君の姿が。
「あれ、2冠ってガンペール杯に続いてのってことじゃなかったの?」
スガワラ君、決壊。
「あ、いや、その......すいません!」
いいよ、許すよ。ま、試合は面白かったし、翌日、琉球は延岡でホンダロックに快勝したしね。
さてと、今日はこれから大阪行き。MBSで亀山つとむさんの番組にゲスト出演してきます。先週、学芸大学で連れパチをして以来、1週間ぶりのご対面です。