株式会社クロス・ビー

2009年11月の記事

 3年連続のシード権を逃したヤケ酒を飲むのは、ちょっと早いかな。
今季は31試合に出場して獲得賞金1040万8400円。
ランク60位でシード維持には400万円足りませんでした。

 今は気持ちをスッパリ切り替えて、12月1日から始まる最終QT(クォリファイングトーナメント=会場・葛城GC山名C)に照準を定めています。
シード権のない102選手が来シーズンの大会出場をかけて戦う4日間競技で、順位決めのため予選落ちはありません。そこで30位に入れば、ほとんどの試合に出られます。
それでも、やっぱりシード権を失ったのはプロとして悔しいっ。

 今年は全国各地の会場で、「ゲンダイを読んでいるよ」と多くの方から声を掛けていただき、すごい励みになった。
本当にうれしかった。

 ゲンダイ読者のみなさんの期待に応えようと、「何が何でもシード権を!」と踏ん張ったのですが、力及ばず最後にいい報告ができずにゴメンナサイ。
 
 昨シーズンが終わって、「もっとシンプルにしたい」とオフにスイング改造に取り組んだ。
その完成があともう少しという中途半端な時期にツアー開幕を迎え、前半の出遅れが響いてしまった。
予選落ち14試合、棄権1試合、ベスト10入りゼロという不甲斐ない成績では仕方ありません。
同じ過ちや失敗は2度と繰り返しません。
スイングやショットの一つ一つは確実に進歩しており、「来年の試合が楽しみ」という手ごたえがあります。

 先週の大王製紙エリエール女子は試合内容が今年の中で一番良く、2日目に7バーディーを奪い1日のバーディー数では自己ベストタイ記録をマーク。最終日にも4バーディー、ノーボギーとスコアを伸ばすことができた。
通算8アンダーは今季ベストです。これは最終QTに向けてすごい自信になります。

 最終QTには米ツアー主戦場の韓国人選手も多数出場しますが、私だって負けていられません。
そこでも最強タッグの(吉田)まやさんにキャディーを頼みます。
「部屋に忘れ物はない?」と、何かと気遣ってくれるお姉ちゃんみたいな存在で、そばに居てくれるだけで心強い。

 最終QTが終わるまでは息を抜けない。その報告が終わるまで、この連載もあと2回お付き合いください。
お願いします。

シード権をかけた大事な終盤で、先々週、先週と2週続けて予選落ち。
応援してくれるゲンダイ読者の皆さんへ、いい報告ができずに悔しい気持ちでいっぱいです。
B型でのんびりした性格の私も、さすがに「もう、どうしましょう」と精神的に追い込まれてきました。
「どうにかしなくちゃ」と気負いすぎる自分と、いざ試合になると攻めきれない自分がいるのも確かです。
私はショットよりもパトからゲームを組み立てるほうが得意なタイプ。
それなのに大事なところでパットを決めきれずに調子を崩してしまう。
ショットは何ら問題ないのですが、パットがスコアにつながらない原因なのです。

 伊藤園レディスではファーストパットが自分のイメージするタッチと、実際のボールの転がりとが違いすぎた。
悪天候でグリーンが重たかったせいもあるけれど、全部ショートだった。
しっかり打とうと決めていながら、打ち切れなかったのです。
いまさら、ですが私の中の弱い気持ちが出ていた、と反省してます。
練習ラウンドでは距離感よりもストローク重視でパッティングに取り組み、その微妙なズレが試合で調整できなかった。
今は色んな気持ちでいっぱい。もちろんシード権が取れなかった時に出場する最終QTも頭の中にはあります。

 しかし、まだ今週1試合がある。正直、シードへのチャンスは残っており落ち込むのは早い。
両親や親しい関係者のみなさんも私のシード権のことで心配してくれる。
「どうにかしてやろう」という前向きな気持ちは変わらない。今の私にできることは悔いを残さずに、1打1打しっかり普段通りにやることが一番大切なルーチンです。

 今週は2年ぶりに香川県三豊市のエリエールGCが会場です。
その07年大会は初日69、2日目70で3位タイにつけるなどコースにもいいイメージが残っている。
それに今週も(吉田)まやさんがキャディーバグを担いでくれる。
まやさんはコースの隅々までよく知っているから心強い。
2009年シーズンも出場できる最後の試合です。もう崖っぷち。
65で回るのか、80を叩いてしまうのか、ピンをデッドに攻めて、攻めまくります。
体調は万全です。
シード獲得には優勝もしくは単独2位しかありません。みなさん祈ってください。

 先週の金曜、土曜の2日間は、伊藤園レディス会場のグレートアイランド倶楽部へ下見ランドに行ってきました。
コースがとてもきれいで、ショットはこれまで通り何ら問題なくフェアウエーをちゃんとキープできる。
あとはパターがもうちょっと、という状況です。
下見ゴルフでは5~6㍍のミドルパットがカップ手前で止まってしまい、打ち切れずに距離感が合わなかった。
インパクトが弱いのか、もう少し打ってもいいのか、
練習ラウンドでグリーンのタッチを見極めながら調子を上げていくつもりです。
ただインパクトで強弱をつけるのではなく、ストロークの振り幅で距離感をつかむのがベスト。
それに距離を出そうとストロークを速くして打つと、インパクト直後の出球がバラバラになりやすく、
コントロールが利かなくなります。スライスラインでは早く切れてしまう。
パッティングで打ち急いだ時は、おそらくインパクトの瞬間も見ていないんでしょうね。
ボールを追って、ヘッドアップして上体まで起き上がってしまう。
すると手も一緒についてきて、ボールを捉えきれずに右に滑ってしまうんですね。
フェースが閉じきらずにミスするわけです。

 男子大会のレクサス選手権を見学してきたのですが、グリーンがすごい高速設定にもかかわらず、
間近で見た男子プロはインパクト音がしっかり聞こえるんです。
高速グリーンでも、しっかりヒットするのが大事なんだと、改めて思い知らされました。
今週は1㍍以内のパットを自信をもって沈めるのが課題だと思う。
先々週、けいチャン(佐々木慶子プロ)に「ショートパットが気持ち悪い」と悩みを打ち明けてから、
「ストロークが早くなっている」とヒントをもらい光明が差しました。
本番の試合になった時に、どれだけ練習したことを生かせるかが問われている。
気持ちを強く持って残り2試合に臨みます。
月曜日に会場入りして、会場お隣の太平洋クラブのラ・ヴィスタゴルフリゾートのロッジがベースです。
近くの定食屋「橙希」のおばちゃんとはプロになる前の18歳のときからの知り合い。
そこでおいしい料理のエネルギーを補給します。本当に2009年も残り2試合だけ。
トップ10が一度もなく、いいところなく1年を終わりたくない。何が何でも、シード権に食らいつきます。

 予選落ちしている場合じゃありませんよね。先週の樋口久子IDC大塚家具レディ
スは、日曜日に実家でテレビ観戦。自分が出ていない試合を観るのはすごく悔しい。
 8位タイに入った表純子さんがシード確定とテレビでも言ってましたが、私の3年
連続シード維持も切羽詰った状況です。
 今週のミズノクラシックは出場資格がなく、来週の伊藤園レディスと大王製紙エリ
エールレディスのあと2試合しかない。「もう、やるしかない」と覚悟を決めまし
た。
 賞金ランク50位までの目安は1400万円ぐらいになりそう。あと2試合で賞金5
00万円以上を死に物狂いで獲りにいきます。
 そういえば、富士通レディスでは水曜日にセミナーがあって阪神タイガースSD星
野仙一さんのお話を聞きました。
 そこで星野さんが、「スランプというのは3年間しっかり結果を残した人が初めて
味わうもの」とおっしゃっていたのが印象に残りました。私はシードをとってまだ2
年。結果が出ないのは、スランプとは言えない。もっともっと練習をしなくちゃいけ
ないと思います。
 そういえば産休のけいチャン(佐々木慶子プロ)が、家が近いということで試合会
場に遊びに来ていました。大塚家具レディス初日に久しぶりに会って、「最近、短い
距離のパットが気持ちよく打てない。違和感がある」と悩みを打ち明けました。
 すると自分がいいと思っていたストロークでしたが、「速くなっている」と指摘さ
れました。ちゃんとヒットすることばかり気になって、ストロークに間がなかったの
です。ずっと一緒に練習してきて私のゴルフが好調な時も、不調な時も知っているけ
いチャンだからこそ的確にアドバイスしてくれたのです。
 そういえば私の場合、ショットでもミスするときはテークバックからの切り返しで
間がなくなっていることが多い。大会2日目はそこに気を付けてラウンド。バー
ディー数こそ1つだけでしたが、いいストロークができるようになり、いいパーセー
ブがいくつもありました。そのひらめきを残り2試合で絶対に生かしたいと思ってい
ます。
 今週はトレーニングをしながら体に溜まった疲れを取り除き、来週の試合会場を下
見ラウンドする予定です。試合はパッティング勝負になりそう。けいチャンの貴重な
アドバイスで活路を開きます。応援してください。